2019年08月26日
チロとプー(ぬいぐるみ)

チロが寄り添って寝ているのは、きったない黄色いぬいぐるみ
ずっと昔のこと、私の母親が
「女の子の部屋にぬいぐるみがないのもおかしい」
と言って、
この子を買ってきた。
まったくぬいぐるみには興味がなかった。
動かないとねえ、気持ちが入ってないと
心を寄せられない気がした。
そして、
私が結婚する時にもいっしょに連れてこられた。
ビニール袋をかぶせられ、リビングボードの中に〇十年とおいてあった。
断捨離をするつもりでリビングボードの中をいじくっていると、
この子はビニール袋がかぶっさっているにもかかわらず、
ほこりだらけだった。
洗ってみよう!
と思って、水にぬらして洗ったら、
毛がぼうぼう、かたまって、ブラシをあてても、変わらず。。
もう、ボロボロ、ボサボサ

でも捨てる気にはならなかった。
そうだ!
プーちゃんにしよう!
プーちゃんも旅立つ前は乳腺炎になって、ボロボロだったからね。
生きている猫や犬でさえ、健康で手のかからない子は、ほったらかし。
ましてや、ニャンともワンとも言わないぬいぐるみのプーちゃんはほとんどほったらかし。
たまに私の気が向いた時だけ、
「プーちゃん

と話しかけられ、
「プーちゃん、かわいかったねえ

と、プーちゃんの思い出に一時浸る。
そんなプーちゃんといっしょによく寝ているのが、チロ
チロも健康で手がかからないけれど、
若いころ、ビーチサンダルを食べちゃって、開腹手術をした残念なことがあった。
先日も、朝起きると、私の部屋に、ゴム製の軽いサンダルがころがっていた。
噛みついている後がある。
あぶない、あぶない
これはチロの仕業だ。
ゴム製のあの感触が好きなんだろうねえ。
気をつけないと。
でも、プーちゃんにはたまに寄り添って寝てほしいなあ。
とってもかわいいからね

癒される猫や想い出があって、幸せなのかもしれない
